お墓参りでお花を買ったあと、
「このまま持って行って大丈夫?」
「暑い日でも傷まないようにするには?」
と迷ったことはありませんか?
ご閲覧いただきありがとうございます。
大湯石材店の横山です。
お墓にせっかく供えるお花ですから、きれいな状態で長持ちさせたいですよね。
この記事では、お花を購入してからお墓に供えるまでの流れと、その後の管理方法までを、わかりやすく解説します。
お盆やお彼岸はもちろん、通年で使える内容です。
実際にお墓参り代行をご依頼いただいたお客様のお花を準備していきます。
ぜひ最後までお読みください。
1. お墓参りのお花の選び方
まずは購入前に、長持ちしやすい花を選びましょう。
- 仏花の定番:菊、カーネーション、スターチス、リンドウなど
- 香りが強すぎない花:虫が寄りにくく、周囲にも配慮できる
- 季節の花を取り入れる:見た目が華やかになり、供える時期感も出る
💡 仏花用の花束は、花屋、スーパー、道の駅、ホームセンターなどで手に入ります。
仏花として束ねてあるものは、比較的持ちが良い花材が使われています。
左右対称になるよう、一般的は1対で購入します。
デザイン墓などで1束だけ生けられる方などは、状況に応じた量をご購入ください。
故人の好きなお花をお供えしたいなど、少しこだわりたいときなどは
お花屋さんに相談するのがおすすめです。
お花屋さん以外では、
スーパーやホームセンター、道の駅でも売っていることが多いです。
今回のお花は、道の駅で購入してきました。
このお花を、収まりよくお供えできる形に整えていきます。
※お花の処理はお花屋さんのように上手ではありませんのでご了承ください。温かく見守っていただけましたら幸いです。
2. 購入後すぐにやるべきこと。墓参りの花を前日に買ってからの注意点
当日はバタバタするので、前の日のうちにお花を買っておく場合がありますよね。
または、当日の朝にお花を購入し、午後にお墓参りに行く場合など自宅で数時間保管する場合もよくあるパターンだと思います。
花は生ものですので、自宅で保管する際にも鮮度を保つ処理をしなければ萎れてしまいます。
花は買ってからが勝負です。まずは鮮度を保つための処理をしましょう。
茎の切り口を水に浸ける
- ペットボトルやバケツに水を入れ、茎の先端がしっかり浸かるようにします。切り口が乾くと萎れてしまいますので、なるべく早く水につけましょう。

購入時についてきたペーパーやフィルムははがします。

いったんほどいて…

一束にまとめます。

水に浸かる部分の葉っぱは取ると長持ちするそうですよ。
手で葉っぱをひとつずつちぎっていきます…。
花立カップの深さに合うようにカットしたら、
なんとかまとまってきました。
お花を保護するために、新聞紙でくるっと巻きます。
しっかりお水につけて…
準備完了です!
直射日光と高温を避ける
- お花を供える前に萎れてしまわないよう、直射日光の当たらない涼しい場所に建てかけるようにして置いておきましょう。
花の切り口を整える(水切り)
- 可能であれば、水の中で1〜2cm茎を切ると吸水力が上がります。
水切りするときは、茎が丈夫で普通のはさみではなかなか切れませんので
園芸用のはさみを使うことをおすすめします。
わたしはこのハサミを使いました。
3. お墓までの持ち運び方
- 新聞紙やラップで包む:乾燥や衝撃から守れる
- 立てた状態で運ぶ:花瓶やバケツを車内に固定すると安心
- 寄り道は最小限に:できるだけ早く供える
持ち運び時間が長い時(数時間かかる場合など)は、キッチンペーパーなどを濡らしてお花の茎の切り口に当て、その上からアルミホイルで保護する方法もあります。
4. お墓に供える前の準備
- 花立カップの水を捨てて洗う
- 枯れた花や葉を取り除く
- 茎を軽く水切りしてから活ける
💡 左右対称に活けると見た目が整います。
花立カップは細くて手が入りにくいので、柄が付いたスポンジがあると便利です。(写真は洗車用のスポンジです)
5. 供えた後はいつまで飾る?
お墓参りの後、お花は当日または数日中に片付けるのがおすすめです。
特に夏場は傷みやすいため、お参りした日に持ち帰るか、数日後に片付けに行くのが良いでしょう。
腐敗や汚れを防ぎ、周囲のお墓に迷惑をかけないようにするためです。
地域や霊園・墓地によって規定がある場合は従うようにしましょう。
6. 花を持ち帰る場合の処理
霊園によっては、供えた花を一定期間で撤去する場合があります。
持ち帰る場合は、
- 枯れた部分を切り落として自宅の花瓶に
- すぐに処分するなら可燃ゴミとして出す
などの方法があります。
まとめ
お墓参りの花は、買った後のひと手間と持ち運び方で持ちが大きく変わります。
- 水分補給
- 高温・直射日光対策
- 活ける前の花立掃除
この3つを意識すれば、きれいな状態でご先祖様にお供えできます。
お盆やお彼岸の前に、ぜひこの記事を参考に準備してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。