こんにちは。
天気はそこそこいいですが、風が冷たいですね(>_<)
まだまだ手袋も帽子も手放せないようです。
さて。
今回は「見島のカセドリ」について。
佐賀県佐賀市蓮池町の見島地区で行われている小正月(現在は毎年2月の第2土曜日)の行事で、約350年以上の歴史があるとされています。
カセドリとは、雌雄つがいの神のつかいの鳥で、藁蓑、手甲、脚絆、足袋(白色)、笠を身につけ、目、鼻、口だけが出るように顔と頭も白布で覆い、地元の独身男性がこれに扮します。
カセドリに扮した男性は、地元の熊野神社での儀式の後、各家々をまわって新春を祝い、家内安全や五穀豊穣を祈願します。
両膝をつき体制は前かがみ。捧げもののお酒やお茶もそのままの体制で飲むのだそうです。
「カセドリの顔を見ると幸運が訪れる」といわれていて、家人は前かがみのカセドリに上を向いてもらうため、高さのある容器でお茶をだしたり、それぞれ工夫するそうです。
カセドリは長さ約1.7mほどの竹(一方を細かく割られたもの)を持ち歩き、これを神社でも家々でも床に打ちつけて鳴らすそうです。竹の打ち鳴らしは厄を祓うとされていて、来訪神行事のなかでも特徴的とされています。
今回はここまで。
次回は鹿児島県の話をしたいと思います。