お墓は、家族の伝統を重ねていく「家の根」となるものです。
何十年、何百年と、長くあり続ける、家族の過去・現在・未来を繋いでくれます。
そんな、大切なお墓を建てるということは、一生に幾度とない大きな買い物となります。
後悔しないお墓づくりのために、知っておくと役に立つ内容をご紹介します。
良いお墓を建てるためには、まずは、信頼できる石材店を選ぶことから始まります。以下は、良い石材店を選ぶチェック項目です。
長年の実績は、その土地で信頼を得ている証です。お墓の風習は地域によって異なるため、その土地に詳しい石材店を選ぶのがよいでしょう。
あなたの思いや希望に丁寧に寄り添い、話を聞いてくれる石材店を選ぶことは、とても大切なことです。どんなお墓にしたいのか、イメージはどんな感じかなどいろいろなお話に耳を傾けてくれるところなら、納得のいくお墓が建てられるでしょう。
お客様ひとりひとりのご要望に合わせた石材やデザインのご提案、仏事に関するアドバイスには専門的な知識が必要です。日本石材産業協会の検定「お墓ディレクター(墓石販売業に携わり、消費者に正しい墓石の知識を与え、適切なアドバイスができる人)」の資格の有無は、信頼できる石材店選びの基準のひとつといえます。
お客様に合ったお墓づくりのため、お客様の目で多くのデザインや石種に触れることができる石材店がよいでしょう。
価格の出し方が不透明では信頼できません。費用の内訳がわかりやすく、説明が明快な店を選びましょう。
契約書や保証書を取り交わさないまま、口約束で依頼すると後々トラブルになります。納期はいつかなど、しっかりした契約書を取り交わすことが大切です。
アフターサービスの有無は、重要です。
建立後に新しい仏様の戒名刻字を依頼したり、お墓の目地(積み重なった石と石の間)の補修などメンテナンスは、必要不可欠です。
以上を総合して、長くお付き合いできる石材店を選びましょう。 必ず来店して、店の雰囲気や対応などをチェックして決めましょう。
お墓に使われている石材の種類は、300種類にものぼり、国内だけではなく世界各国から輸入されています。石質(硬さ・色・石目)、出産地、採堀量、等級によって石の性質や価格も多種多様です。以下は、お墓に使用するのに良い石材のチェック項目です。
墓石は、硬度が高い石ほど風化しにくく耐久性は強いです。
水を吸いにくい石は、風化しにくく耐久性が強いです。
石目のキメが細かいほど見た目も美しく見えます。
色が濃い色ほど美しく見えます。
以上を総合して、良い墓石の石材を選びましょう。