こんにちは。
天気が続いていますね。
天気が良いのはいいことですが、雨が降らないと農作物の発育や、乾燥が気になります。
火のもとには充分に気を付けて下さい。
さて。
今回は、日本の宗教にまつわる話をほんの一部だけお話ししたいと思います。
日本に仏教が伝来したのは飛鳥時代で、百済からといわれています。
それまでの日本は土地土地の神様が信仰されていた時代だったため、大陸からもたらされた仏教に抵抗がある人たちも多くいたようで、文献によると争いもあったと記録されています。
その争いによって最初に持ち込まれた仏像や経典が廃棄されたといわれていて、最初に伝わった仏教がどのようなものだったのか、詳細は不明のようです。
その後、仏教が徐々に広がりはじめた日本ですが、神と仏は同じという信仰が強く、寺院の中に神様が祀られていたり、お宮の中に仏像があったりということがよく見られたようです。
しかし、明治維新により強制的な神仏分離が行われ、現在の神道につながる宗教と仏教とが離されることになったとのことです。
その時、政府の意向をそれぞれの地域でそれぞれの解釈で受け止めてしまった為、破壊された寺院や仏像が多数あり、歴史的価値のあるものも失った事実があります。
明治政府は何故そんな面倒なことを?と現代人は思いますが、不安定な時代背景のなかで、宗教で国を統一化させる、徳川家の否定(※)、などの目的があったようです。(※当時徳川家縁の寺院が役所の様な役割をはたしているところもあった為)
どんな宗旨宗派にせよ、心の支えや故人への敬いは同じ。
手を合わせることに何の違いもありません。
お墓はそのツールのひとつ。
思いやりのある純粋な気持ちは、継続させていきたいですね。