こんにちは(^ω^) 弘前市おおゆ石材のブログです。
本日12月20日は 伊丹十三さん(1933年~1997年)の命日です。
伊丹さんは「13の顔を持つ男」と呼ばれるほど多彩な才能を持っていた方です。映画監督・俳優・エッセイスト・ドキュメンタリー作家・CM作家・イラストレーター・商業デザイナーなどの肩書の他、料理の研究やバイオリン演奏、乗り物に凝るなど、バイタリティーあふれる趣味人でもありました。
51歳の時に「お葬式」で映画監督としてデビュー、国内で高い評価を受け、日本アカデミー賞など30を超える賞に輝きました。その後、「たんぽぽ」「マルサの女」など13年間に10本とつぎつぎと作品を発表、シリアスな社会問題をエンターテインメント作品として作り上げる作風は高く評価され、「伊丹映画」というブランドを築きました。
映画「お葬式」をご覧になった方も多いと思いますが、
死者を追悼するセレモニーのお葬式を死者ではなく、生きている人間にスポットをあて、ハラハラ・ドキドキした場面などお葬式を執り行う様子を描いています。見終わった後は、自然と死者を悼む気持ちが伝わってきます。そして、お葬式は、亡くなった人のためだけでなく、これから生きていく人にとっても必要な儀式と思わせてくれます。最近はお葬式の形式も変化して、家族葬や直葬なども多くなっています。お葬式の意味を考えて、もう一度観たいと感じました。
伊丹十三さんのお墓は
愛知県伊予郡の「理正院」あります、本名である「池内家累代々墓」に眠っています。墓所は市内を見渡せる素晴らしい眺めの高台にあり、墓前をコンクリートで固めす土のまま自然の状態にしていて、苔の生えた墓石はイブシ銀の風格があり、風流を好んだ伊丹十三を象徴したお墓となっています。