こんにちは。
夕べの雨風は凄かったですね。
河川付近・山間部にお住まいの方は、引き続き注意してくださいね。
さて。
今回は「スヴェシュタリのトラキア人の墳墓」について。
スヴェシュタリのトラキア人の墳墓は、ブルガリア北東部ラズグラト州にある古代(紀元前3世紀頃)の墓地です。
ちいさな丘から1982年に発見されました。その後、1985年に世界遺産登録されました。
建物中央の玄室には丸天井に半月壁画。10体のカリアティード(※)、彩色された壁画等の装飾が見られる遺跡だとか。(※半人半植物の女人像)
トラキア地方で、このような様式は他に発見されていない為、学者の間ではヘレニズムやヒュペルボレイオスの文化に携わったゲタイ人の宗教建築ではないかと推測されています。
大陸は侵略したりされたりを繰り返してきているので、王の好みや気分で色んな文化が複雑に絡み合ったりしているのでしょうね。
個人的に数年間遺跡の精査に関わる仕事をしていたことがあるので、紀元前の古い文化には興味をそそられます。
その土地土地の文化は人を活かします。
なくなってしまった文化知ることは、故人の生きていた証明にもなるのではないでしょうか。