こんにちは。
昨日に引き続き暑い日ですね。
帽子や水分補給等、熱中症対策をしっかりしましょうヽ(^o^)丿
さて。
今回は遺跡ではなく「埋葬」と「墓」について少し。
埋葬の概念があるのは人間だけです。
起源は約10万年ほど前。ネアンデルタール人ではないかという説があります。
時代的に、肉食動物も近くにいた時代。接近される危険を避ける為に深く埋めたのではともいわれているので、はっきりとはしていないようですが。
人間が誕生してから埋葬の概念は定着しています。
しかし、「お墓を建てる」は、身分の高い人たちの行為だったようです。
一般庶民は、その辺の河原や山や道端に遺棄されていたというのだから、昔は凄い世界だったのではないでしょうか。
平安時代にもののけや疫病や鬼火の話がよくでてきますが、その事実からすれば納得ですね。
人間に限らず、遺体と言うものは菌の発生につながるため、非常に不衛生。体内のリンが雨と反応すれば、いわゆる人魂・鬼火とよばれるものが発生します。
埋葬は、物理的にも有効な行為です。
お墓を建てるということは、故人を偲ぶことの他に「ここに故人がいますよ。」という目印にもなります。
死者への敬いや感謝として形にしたのがお墓です。
一般庶民が自分達のためのお墓を建てるようになったのは、江戸時代あたりからのようなので、実はそれほど歴史は古くないですね。
お墓の石の加工技術の発展という点もあるのでしょうが。
現在はその頃からさらに加工技術がすすみ、それだけでなく、輸入石によって石の色の種類も多くあります。
「お墓」というものを再考してみるのも、祖先への敬意につながるかもしれませんね。