こんにちは。
少し日差しもありますが肌寒さも感じます。
寒いと桜は蕾のまま。
各観光関係者にとっては、桜の開花が遅れることは好ましいようですね(笑)
一気に咲かず、程よく咲いていってほしいものです。
さて。
前回ニューグレンについてお話ししましたが、今回は「ノウス」について。
ノウスもアイルランドにある羨道墳。
この地方の羨道墳としては最大級の大きさ。
一つの塚の周辺に17の墳墓から構成され、大きな塚には東西に延びた二つの羨道が特徴で、このふたつは中央で繋がっているわけではなく、行き止まりにはそれぞれ石室が設けられているそうです。
ニューグレンジと同じで巨石の美術的価値は高く、ノウスの装飾は豪奢だといわれています。
ノウスの丘は、新石器時代に墓(という説が有力)としてつかわれ、その後様々な民族の神事や墓地としてつかわれたようで、ケルト人の骨も発掘されています。
女性の遺骨がほとんどの中、男性二体の遺骨も発見されたようですが、不思議なのは、この男性の遺体は首をはねられた状態で賭博道具と一緒に埋葬された様子があったという記録があります。
何故賭博道具?
首をはねられていた??
処刑場としてつかった???
わからないことだらけ。
ノウスは損傷がはげしい部分が多く保護と維持のため、現在直接立ち入ることはできないようです。
再現した石室は見学できるようにはなっているそうなので、アイルランドへお出かけの方は、見に行くのもいいかもしれません。
個人では難しいので、ガイド付きツアーが良いようですよ。