こんにちは。
朝からブリザードで大変ですね~(>_<)
こんな天候の日は、車のライト点灯をお願いします。
さて。
今日は地下墓地「カタコンベ」についてのお話です。
カタコンベは国によって発音(といっても日本語ではないので難しいですが…(-_-;))がかわるので、カタコンブというところもあります。
博物館等保存されて公開されているところもあるので、ご存知の方も多いかと。
カタコンベはイタリアローマの歴史と共に生まれた墓地です。(似たような墓地は他の国にもあります)
98年頃のローマ。
トライアヌス皇帝は、征服した国の人々の反発を抑える為、その国の宗教・文化と共に受け入れ、それを上手く政治に利用し領土を拡大させていきました。
その時代のローマは日本と同じで多神教の国。
宗教にはおおらかだったようです。
しかし。
キリスト教徒は迫害を受けます。
神と神の子イエスのみを信仰し、その他を受け入れず、ミサ等を行い団結力が強いキリスト教徒は、ローマ人にとって「反逆者」としてうつったのでしょう。
国に認められない宗教として、家族が亡くなっても埋葬できなかった当時のキリスト教徒は、地下に墓地を造っていきました。
それがカタコンベです。
313年頃。
コンスタンティーノ皇帝がキリスト教徒を公認するまで地下墓地は広がり続け、地下2階~3階になるほどの規模のものもあるそうです。
お墓の意味は、死者の眠りと遺された者の精神の安定。
宗教や国に関係なく、大事にしたい文化ですね。