こんにちは、大湯石材店のブログです。
今日は、神道のお墓の紹介です。
神道のお墓は、竿石のてっぺんが尖っています。これを兜巾(ときん)型と呼びます。
ピラミットのように四角錐になって全体的に細長い形状のものです。
この形は、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)をかたどったとされています。
この形にするには、御剣の守護に与ろうとする説や御墓自体を神器のように神聖なものとする説があります。
墓石正面に彫る字は、○○家奥津城(奥都城)・○○家先祖代々霊位と刻むのが一般的です。奥津城は「おくつき」とよみ
柩を置く奥深い境域という意味です。「津」と「都」どちらの文字を使うかは諸説あります。
「津」は川・湖などの水場が近くにある場合で、その他は「都」とする説。
「都」は神官や氏子を勤めた人のお墓で一般的には「津」を使う説。
または地域性の場合もあります。
よく墓地で見る旧日本軍の軍人さんのお墓も神道に由来しています。
宗教・宗派の違いでお墓の形・建て方が違うのでお墓を建てる際には、確認が必要ですね。