生前にお墓を建ててもいいの?|よくある質問

ご閲覧いただきありがとうございます。

大湯石材店の横山です。

 

 

 

はじめての「お墓選び」は不安だらけ。

お店へ行くのも、電話をするのも勇気がいる。

安くない買い物だし、「失敗したくない」「よくわからないし、怖い」と思われる方は少なくありません。

 

ひとりでも多くの方に

心から建ててよかったと思える

安心のお墓づくりをお届けしたい。

という想いから、

 

お客様からいただくよくある質問にお答えいたします。

少しでも皆様のお墓についての不安を解消できれば幸いです。

 

 

 

 


よくあるご質問|Q.生前にお墓を建ててもいいの?

【答え】はい。まったく問題ありません。

 

「生前からお墓のことを考えるなんて、縁起でもない。」

「早くからお墓を建てたら早死にする。悪いことが起きる。」

というお声が聞かれることもありますが、一般的には迷信とされています。

 

「死」という強いマイナスのイメージををできるだけ避けたいという想いから

そのように考えられるのかもしれませんね。

 

 

 

生前にお墓を建てることを「寿陵(じゅりょう)」といいます。

 

なかなか聞きなれない言葉かと思いますが

できるだけわかりやすく皆様に情報を共有できればと思いますので

ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

 

今回の記事では、以下の内容を知ることができます。

  • 生前にお墓を建てる「寿陵」って?

  • 生前にお墓を建てるメリット

  • 生前にお墓を建てるにはどうしたらいい?

 

 

 

 


生前にお墓を建てる「寿陵(じゅりょう)」ってなに?

◆寿陵(じゅりょう)

生きているうちに自分や家族が入るお墓を建てておくこと。

生前墓(せいぜんぼ)とも呼ばれています。

 

 

 

漢字の意味は、以下の通りです。

 

・寿

【意味】いのちが長い。長生きする。ものが長くもつ。

・陵

【意味】みささぎ(天皇・皇后などの墓)。

 

とても縁起のよい名前がついていますね。

 

 

 

寿陵というのは、古来中国から始まり日本へ伝わった文化です。

生前にお墓を建てることで「長寿・家内安全・子孫繁栄」を招くといわれ、

縁起の良いこととされてきました。

 

秦の始皇帝をはじめ歴代の皇帝はみな寿陵墓を建てており、

日本では聖徳太子や蘇我入鹿が生前にお墓を作ったという記録が残っています。

 

仏教では、生前に位牌やお墓を用意して法事をし、ご冥福を祈る「逆修(ぎゃくしゅ)」は功徳が大きく、大きな幸福を招くとされています。

 

 

 

 

近年では、終活の一環として

「健康な時期のうちにお気に入りのお墓デザインや場所を選びたい」

「自分のお墓を元気なうちに準備しておこう」という方が増えています。

 

 

 

 

◆寿陵墓の特徴

寿陵墓の特徴は、お墓の裏や墓誌などに彫刻される戒名が

お祝い事に用いられる「朱色」で書かれています。

 

最近では、あとからの手間を考えて

生前にお墓を建てても朱色を入れない方もいらっしゃいます。

 

 

◆寿陵墓ってお墓参りはどうするの?

 

墓石は、工事が終わった後

「開眼供養(かいがんくよう)、魂入れ」を行って初めて

「石」から「お墓」へと意味を変えます。

 

寿陵墓で納骨室にお骨が入っていない状態でも、

開眼供養を行ったあとはお盆・お彼岸には

長寿や家内安全を願い、お参りをするとよいでしょう。

 

孫を連れて一緒にお墓参りに行き、

一緒に手を合わせて色々と話をするのも

素敵な思い出になりそうですね。

 

 

 


生前にお墓を建てるメリット

 

メリット①残された人たちの負担を減らすことができる

 

生前に自分のお墓を決めておくことは、

縁起だけではなく

「立つ鳥跡を濁さず」ということ

 

つまり

遺されたご家族の負担を減らすことに繋がります。

 

 

 

 

仮に、お墓を用意されずに亡くなった場合

遺された親族が法事や遺品整理、遺産相続の手続きを進めつつ

墓石と霊園も決めなければなりません。

 

大切な方を失い心も簡単には落ち着かない状況で、

費用も時間も体力もかけてすべて用意をすることになります。

 

それは簡単なことではありません。

 

 

 

お墓を建てる方、お墓じまいや自然葬をお考えの方に共通して

「家族・子供に負担をかけたくない」という方が増えています。

 

 

とすると、

遺す側の方は「どういう迷惑をかけたくないと思っているのか」

遺される側の方は「何を負担に思っているのか」

ご家族で元気なうちに確認して話し合うことはとても重要なことです。

 

ご家族で石材店などへ情報収集を行い、

話し合いの結果「生前にお墓を建てよう」と決めることは

お互いにとってよい結果になるのではないでしょうか。

 

 

 

メリット②自分のお気に入りのデザインや場所で眠ることができる

 

また、

寿陵にすることで生前に好きな言葉を墓石に刻んだり

好きなお墓のデザインを選んだり

お墓の場所も

生まれ育ったときから共に生きてきた岩木山の見える場所がいい

リンゴ畑のなかで眠りたい、など

色々と選ぶこともできます。

 

 

 

 

例えば、生前にお墓を建てずとも

「亡くなったあとはこんなお墓を建ててほしい」

という言葉を残すのも素敵です。

 

ただ、お墓のデザインを決めるのは遺された方になりますから

必ずしも自分の思っていた通りのものができるとは限らない

という部分がありますので

 

眠る場所へのこだわりや理想をお持ちの方であれば一層、

生前に家族と一緒に話し合って納得のいくお墓を建てておくことで

残された人生を安心して過ごすことができる寿陵は

ぜひ、おすすめしたい選択肢です。

 

 

 

 


生前にお墓を建てるにはどうしたらいい?

 

①墓地を決める

生前にお墓を建てたい場合、まずはどこにお墓を建てたいかを決めましょう

 

 

公営墓地ではご遺骨がない場合許可が下りない場合もありますので、

気になる霊園に事前に寿陵が可能かどうか問い合わせることをおすすめします。

 

入りたい墓地がある程度絞り込めたら、

実際に足を運んで「雰囲気」や「交通の利便性」を確認しておくことが必要です。

 

写真や資料だけではわかりにくい雰囲気などの情報や、

実際にお墓参りに行くのに不便がない場所かどうかを把握しておきましょう。

 

 

 

②お墓を選ぶ

 

お墓を建てる場所が決まったら、次にお墓選びです。

 

最近ではお墓に好きな言葉や花の絵を彫刻したり、

自分の趣味やすきなものを模したお墓を作る方も増えてきました。

 

お墓選びの際は、お店選びが非常に重要とされています。

 

◆信頼できる石材店選びのポイント

 

・要望をきちんと聞いてくれるか

・明朗な価格提示をしているか

・価格の安さだけをアピールしていないか

・専門的な知識があるか

・地域のお墓事情に詳しいか

・書面での契約書を交わすか

・アフターフォローはどうなっているか

 

などポイントを押さえた信頼できる石材店を選び、

しっかりと相談しながらお墓を建てると良いでしょう。

 

 


 

 

いかがでしたか?

 

少しでもお墓についての不安がなくなり、

みなさまが安心して供養と向き合うことができれば幸いです。

 

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。

今日も良い一日をお過ごしください(*^^*)

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