未完のお墓2

こんにちは。

相変わらず、風の強い日が続いていますね。

洗濯物を外に干す場合は、取り込む時埃や花粉を除くようにしてください。

 

さて。

今回は前回の続き。

兵馬俑についてのお話です。

 

前回で、秦の始皇帝は死後に現世と同じ生活ができるよう地下宮殿を建設したといいましたが、始皇帝と一緒に埋められたのが陶器の人形「兵馬俑」です。

発掘されたものは、すべて等身大。それだけでも凄いのですが、発掘された兵・文官・女官・馬それぞれ、顔も髪型も服装も違うのだから驚きです。

更に、最近の精査では、本来の兵馬俑は鮮やかな彩色が施されていたということがわかっています。

色鮮やかな等身大の兵馬俑が並べられた様子は、さぞ圧巻だったでしょう。

 

中国で史上初の統一を成した始皇帝が、細部にまでこだわるほど情熱をもって建設に臨んだお墓ですが、実は未完だということを知っていますか?

 

完成をみることもなく、始皇帝は建設途中で急死しています。二世皇帝胡亥によって建設は続けられたようですが、紀元前209年に起きた内乱によって建設は中止されます。

その後、様々な時代の中で地下深く埋まり、1974年に偶然発見されるまで、長い長い眠りについたと思われます。

 

どんなに権力や財力をもっていても、寿命と時の流れはどうすることもできません。

未完のお墓は、歴史の一部として、そんなことも教えてくれているような気がします。

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