こんにちは
今日は曇っていますが、おだやかな天気です。
明日からまた、春の嵐になるようです。やですね。
さて、もうすぐ春の彼岸の時期になりますね。
墓地にはまだ雪があって大変ですが、故人を偲びお墓参りする方が沢山おられると思います。
青森県には、比叡山や高野山と並び、日本三大霊山の一つ恐山があります。あの世に最も近い場所として全国から沢山の方が訪れています。
恐山は山全体が霊場になっている場所ですが、恐山という山の名前は実在しません。知ってましたか?
恐山菩提寺というお寺がある場所を恐山と言ってるんです。近くの山は、鶏頭山・地蔵山・剣山と言う山々があります。そして、宇曽利山湖という湖がある所を指しています。
恐山には、三途の川と言われる、三途川があり、太鼓橋が掛かっています。その橋を渡ればあの世とされている場所になります。
三途川を渡り入山料を払い入山すると山門があります。入ると一般的なお寺と雰囲気が違うと感じると思います。周りの景色もそう感じる一つの要因のように思われます。
境内の中には、火山岩で形成された136の「地獄」があります。現世で犯した罪の罰を受ける地獄の名前がついています。
例えば、「無間(むげん)地獄」・「重罪地獄」・「賭博地獄」・「金堀地獄」等々136の地獄があります。自分に当てはまる地獄があるやも知れません。
地獄巡りは、1周3kmの参拝コースになっています。
その他、石が積まれた、「賽の河原」や、エメラルドグリーンの湖「宇曽利山湖」があり、地獄と極楽を見れる所になっています。
この湖は、㏗3.5という弱酸性で、魚類や生き物が、ウグイのみという湖です。他は生きられないということから、一見極楽のようですが、中は地獄なのかも知れません。
そして、恐山と言えば「イタコの口寄せ」が有名です。死者を呼び寄せると言うイタコ、機会がありましたら、体験してみて下さい。
今の時期はまだ雪があるとおもいますが、いつの日か是非一度訪れて視て下さい。
ちなみに私は、夏に行って観ましたが、夏は暑いです。窪んでいる立地と、硫黄が噴出している熱やらで、暑かったです。灼熱の地獄を味わったようでした。
境内には温泉もありますので、入ってみて下さい。
春彼岸が近いということで、恐山の事を今日は書きましたが、故人を偲ぶ機会にしたいものですね。
ご先祖様を思い、今日も頑張りましょう。