全国にある「あの人」の話とお墓

こんにちは。

FIFAワールドカップが始まりましたね。

個人的に寝不足な日々です(*_*;

明日はいよいよ日本戦。コロンビアは強いですからね~。

精一杯応援したいと思います。

 

さて。

サッカーとは何の関係もありませんが、本日は歌舞伎や浄瑠璃でも有名な方の話とお墓について。

 

世界遺産で有名な姫路城。

この場内に怪談にまつわる場所があるのはご存知ですか?

その場所は「お菊井戸」と呼ばれています。

そうです。

皿屋敷の話です。

姫路城のお菊さんは「播州皿屋敷」で、江戸のお菊さんは「番町皿屋敷」で有名です。(皿屋敷のお菊さんの話は全国にあるらしく、福岡県などにもあるそうです)

姫路城のお菊さんは主君暗殺の計画を止める為に活躍した間者だといわれていています。

この時代、武家ではだいたいどの家も蹴落としたい他家に間者を奉公人にとして潜入させていて、正体がバレた時には拷問の末殺害というのが常だったようで、遺体があっても「身元不明人」として処理することが多かったようです。

まるでミッションインポッシブルの世界。

どのお菊さんも、「理不尽に殺された若い女性」「皿」「武家」という共通点があります。

史実はどうかわかりませんが、そんな時代的に、武家に対する庶民の反感などが脚色として織り込まれ怪談に発展したのでしょうね。

 

番町皿屋敷のお菊さんは「真壁家」という役人の家の娘さんだったようで、お墓は現存しているそうです。

戦後の区画整理やら地形が変化していく中で、改葬(お墓の引っ越し)され、神奈川県平塚市(お菊さんの地元)の、晴雲寺というお寺さんにあるとのこと。

一般墓所だそうなので、檀家さん以外でお参りされる場合は、お寺さんに挨拶は必要かと思います。

 

どんな人が眠っているお墓でも、お墓はお墓。

大切にしていきましょう。

 

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