おはようございます。
青森県弘前市 大湯石材店のお墓のブログです♪
昨日今日と、青森は快晴です。
なかなかのお出かけ日和な週末だったのではないでしょうか?
実は昨日、個人的に久しぶりの友人と一同に会したイベントに参加してきまして。
それはもう、楽しかったです。
終わった後、参加した人達みんなが「ありがとう」と口々に言い合っていた素敵なイベントでした。
さて。
今日のテーマはこの「ありがとう」という言葉です。
洋型墓石に彫刻する文字としても人気の「ありがとう」という言葉にはどのような起源があるのでしょうか?
■世界の言葉からみる由来
|ポルトガル語
ポルトガル語で「ありがとう」は「オブリガード」→「おぶりがど」→「あぶりがと」→「ありがと」→「ありがとう」なんて説も(笑)
オブリガードは「義務付ける」の過去分詞が語源で「恩義を受けている」という意味になるそうです。
恩を受けた人に対する「ありがとう」なんですね。
|英語
サンキュー(Thank you)。「Thank」は「Think(考える、思う)」が語源とされています。「you」は「あなた」。
「あなたを想っています」「あなたからのご恩は忘れていませんよ」ということなのでしょうね。素敵です。
|イタリア語
「グラーツィエ」。語源はラテン語の「gratia」で「恩恵」を意味します。この言葉は英語の「恩恵・グレイス(grace)」の語源でもあります。「アメイジンググレイス」のグレイスです。
|中国語
「シエシエ(謝謝)」。「ありがとう」「すみません」の意味で使われるそうです。
漢字を紐解くと「言」:言葉に出す、「射る」:張り詰めた弓から矢が放たれ緩んだ状態⇒心の緊張が緩んだ状態
ということになるそうです。
■日本での由来
|仏教のお話し:「盲亀浮木(もうきふぼく)の譬え」
お釈迦さま(以下:釈)「人間に生まれたのってどう思う?」
弟子(以下:弟)「大変喜んでおります」
釈「どれくらい喜んでる?」
弟「どれくらいと言われましても…」
釈「じゃあ人間に生まれてくることがどれだけ有り難いことか例えるね。」
釈「大海原の海底に目が見えないウミガメがいるのね。このウミガメは100年に一度海面に顔を出すの。」
釈「で、海面には一本の丸太(浮き木)が浮かんでるの。その丸太の真ん中のあたりに、拳くらいの穴があったの。」
釈「さて。この目が見えない亀が浮かび上がったときに、この丸太の穴に頭を入れることがあるかね?」
弟「さようなことはとても考えられません」
釈「絶対無いと言い切れるかな?」
弟「ないとは言い切れませんが、ないと言ってもよいくらい難しいことです」
釈「せやな。でも、人間に生を受けるということは、この亀が浮木に頭を通すことよりも難しいことなんだよ。有り難いことなんだよ。」
全生物の総数を考えると、人間に生まれる確率って確かに有り難いほど低いですものね。
|「ありがとう」の反対語
「ありがとう」の反対語の1つは「あたりまえ」ではないでしょうか?
お母さんだから(お父さんだから)これくらいあたりまえ。
夫(妻)なんだからこれくらいしてあたりまえ。
子供なんだから親のいうことを聞いてあたりまえ。
家族なんだから分かり合えてあたりまえ。
ため息が出ます…。
不平や不満などネガティブな感情を感じてしまって感謝の気持ちはなんだか蔑ろにされているような。
幸せな側面もあるはずなのにね。そしてそれもわかっているはずなのにね。
お釈迦さまが人間に生まれたことだけでも有り難いことだとおっしゃってくださっているレベルなので
我々はもはや息をしているだけで「全人類がえらい」でいいのではないでしょうか。(笑)
そのくらい、すべてのことがあたりまえなんかじゃないと思って生きても良いのではないでしょうか。
それだけで目の前のものがちょっぴり大切に見えて、少しだけ自分が優しくなれる気がします。
そんな自分に「やるじゃん」って言って、他の人からの恩には「ありがとう」って言って。
なかなか「ありがとう」が伝えられないこともあると思います。
そう。あなたが「ありがとう」と口に出すことすら、あたりまえのことではありません。
「なんで私が他人にそんな言葉を」そう思ってしまう日もあります。
そんなときは、「ありがとう」と口に出すことができた自分自身にも「ありがとう」と
そう思うのもよいのかもしれません。なんちゃって。
調べたらやはりたくさんの素敵なルーツがあった「ありがとう」という言葉。
これからも日常を大切に。
「ありがとう」の言葉を大切にして過ごしていけたらと思います。
お墓に入れる言葉としても人気なのもうなずけますね♪
ありきたりな言葉でも、籠った気持ちはあなただけのもの。
建てたお墓があなたの特別な場所になるよう、大湯石材店はお手伝いいたします。
気になることがあったら今すぐお問い合わせください♪