お墓を望まなかった僧

こんにちは。

酷暑と呼ばれる日が続いてますね。

私の家も部屋の温度が中々下がらない状態で、連日機械の力を借りています。

室内が涼しくなっても、水分は十分に摂りましょう。

 

さて。

今日は安土桃山から江戸時代のはじめに活躍した方について。

 

「沢庵宗彭」は臨済宗の僧侶。

天正元年、但馬国(現在の兵庫県北部辺り)生まれ。天正10年で出家、慶長9年で沢庵の法号得ました。

正保2年に没するまで、朝廷と幕府の間に起きた事件で流刑になったり将軍家に仕えたり、激動の人生をおくりました。

沢庵は禅の教えをわかりやすく話すことが上手く、多くの人から慕われたようで、将軍家をはじめ大名や貴族から帰依をうけていたようです。

しかし、名利を求めず、一禅僧にすぎないという姿勢を生涯貫きました。

それを表す、有名な遺言が次の通り。

・葬式をしてはいけません

・香典は一切受け取ってはいけません

・野外に埋めて参ってはいけません

・お墓はつくってはいけません

・朝廷が「名」を与えようとしたら断りなさい

・法事はしてはいけません

 

凄いです。

こんな人になってみたいものです。

 

常に謙虚に。

人の為に。

 

慎ましく生きられる人は、宗教に関係なく幸いなのかもしれません。

 

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