ユネスコ無形文化遺産9

こんにちは。

雲もない良い青空ですね。

桜も咲き始め、やっと春本番です。

 

さて。

今回は鹿児島県十島村悪石島の「悪石島のボゼ」について。

島での盆踊りの最終日、旧暦の7月16日に登場するのが仮面の神ボゼです。

お盆という死者も歩く期間から、人々を新しい「生」世界へ蘇らせる為にとも、祖先の霊とともにやってくる悪霊を祓うとも、その出現理由は諸説あるようです。

赤土と墨で塗られた大きな異形の面、ビロウの葉の腰巻、手足にはシュロの皮を身につけ、打ち鳴らされる太鼓とともに現れるその風貌は、まるで東南アジアの祭りに登場しそうな雰囲気です。

ボゼは主に子供と女性を追い回すそうで、怖がりな子供にはうっすらとトラウマが完成するのではないかと思うほどの迫力です。

このボゼという神様は種類があるそうで、それぞれハガマボゼ・ヒラボゼといい、子供を探す専門のサガシボゼはたまにしか出現しないレアキャラらしく、見る事ができた人はかなり幸運なのだそうです。

ボゼとは離れますが、この行事が行われている悪石島のあるトカラ列島には、平家の落人伝説も残っているそうで、「悪石」は追手が来ないよう平家が名づけたという説もあるそうです。

 

今回はここまで。

次回は最終回ですね。

沖縄県宮古島のお話をしたいと思います。

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