数珠
2017年12月9日
お仏壇に向かって礼拝する時や、お葬式、法事、お彼岸のお墓参りの時に手にするのが、数珠(じゅず)です。
“珠数”とも書き、念珠(ねんじゅ)とも呼びます。
もともとは、念仏を唱える際に、何回唱えたかを数えるため一声ごとに一玉ずつ繰って用いられていました。
数珠の珠の数は、108個が基本となっています。というのは、私たちの心が108にも動き、変わり、乱れるということからで、これを108煩悩と言っています。
しかし、実際私たちが使っている数珠の珠の数は、108以外にも、持ちやすいように半分の54、またその半分の27、108個にちなんだ18など色々な形式があります。
珠には、親玉といわれ、房のついているT字型の穴のあいているものがあり、これが数珠の中心となります。
丸く輪になっているのは、仏の心を私たちの心の中に通し、心が丸く素直になることを意味しています。
数珠を持つ時は、両手を合わせ、人差し指と親指の間にかけます。そして、普段手に持つ時は左の手首にかけます。
数珠は宗派によってもその形が違います。一般の人達は各宗派用の一連の数珠を使うことが多いようです。
当店でも多数の数珠を取り揃えております。
ご用命の際は是非ご利用くださいませ。